多くの人が間違えている背泳ぎの姿勢 ここを改善すれば劇的に上手くなる

多くの人が間違えている背泳ぎの姿勢

背泳ぎの姿勢は胸を張らない

背泳ぎを上達させるには、姿勢を少々変えていかなければいけません。
よい姿勢だと思って胸を張れば腰が反って弓なりになります。
よくある足が下がる姿勢となり頭も水没しやすくなります。

背泳ぎの姿勢の比較イラスト
背泳ぎの姿勢を比較しましょう

胸を張った姿勢の3つのデメリット

  • 弓なりになるため頭も沈み足も沈む
  • 肩甲骨が寄ってしまいスムーズな肩の動きができない
  • お腹が伸びきってしまいキックの力が発揮できない

仰向けで寝た姿勢というのは、そもそも力の出る姿勢ではないのです。

背泳ぎの姿勢のレベルアップ

姿勢は単純な水平でよく「そのまま寝た状態」でよいです。水の枕に行儀よく頭をのせるイメージでいいでしょう。

レベルアップして力を発揮しやすい姿勢というのもありますので、慣れてきて選択できるようになったらやってみるのも良いです。顎をぐっと引きうなじを伸ばします。腰をやや落とし腿の付け根が伸びきらない逆への字のような姿勢です。

イラストで見てみましょう。

背泳ぎの姿勢の矢印で説明が入ったイラスト
背浮きのイラストで位置関係を知りましょう

上の図が〇で下の図は×です。

上の図

頭の位置がふたつありますが、ここでは楽に泳ぎたいので、単純に寝た姿勢がベースとしましょう。

やや上がった頭の位置とオレンジのラインは逆への字の姿勢です。キックの力が発揮しやすい状態です。腰が落ちるのと腰で水をおさえる感覚との違いはすごく微妙で間違えやすいので気を付けてください。

下の図

悪い例です。胸があがれば頭がその分下がりますし脚も下がります。自分では真っすぐだと思っています。実際腰が反ってるわけでもなく、斜めに足先が落ちている場合もあります。胸を少ししまう程度でフラットな感じになりますので胸をしまいましょう。

下半身が下がる単純な理由と厄介な理由

背泳ぎの下半身が下がる理由は、1つは先に書いたように姿勢の間違いからですので、姿勢を変えるだけでも十分改善します。

①単純な理由

泳いでいる途中から足が下がってくるというのもあります。
この場合は足への意識が足りないか、キックを続ける体力が足りないなどの理由になります。クロールの時よりは強いキックが必要です。
時々思い出して蹴り上げるようにしてみましょう。それで大丈夫です。

②厄介な理由

厄介なのが女性に多い腿の位置が高すぎるという理由です。

水泳で下半身が下がることは良くないことだと常識のように皆さん知っています。

ただし、沈ませないと振り上げられないので、脚が水中にあることは大事なことなんです。
女性に多いお腹と腿が水中から出てしまったり水面に浮いたままですと、ひざ下でちょこちょこと打つキックになります。
腿をしっかり沈めてひざ下を上げるほうが大事です。

ふくらはぎの位置を気にしてキックを打つようにするという方法もあります。やりやすい方法を選んでみてください。

アップキックとダウンキック

より上手くなるためには、少しテクニックがいる姿勢ですが腰位置を微妙に下げましょう。アップキック・ダウンキックともに効果的に打てるようになります。

アップキック

足の甲で水を遠くへ蹴り流します。キックというと足を動かすことに意識が生まれますが、水を動かさないといけません。

ダウンキック

中高年スイマーにあまり見られないのがダウンキックです。

脚全体で水をおさえこむイメージです。腿・膝・ふくらはぎ・足の裏全体でおさえるのです。

わかりにくければ、しっかり下げてしっかり振り上げるとシンプルに考えても良いですね。少し疲るかもしれませんが。

身体の横でかくストローク

背泳ぎの手のかきをクロールの反対と勘違いしてる人も多いです。

ストロークも複雑で無理な動作は全くありません。

クロールの反対のように後ろに手を回す人がいますが、肩を痛めます。
そのように動かした水はどこに行くのか考えてみることもいいでしょう。進みたい方向へ進める水の動かし方ではないですよね。


手のかきは、手をまっすぐ水上に抜きあげたら、身体の横におろすようにかきましょう。水を足元へ流すようにすればよいです。

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