葦毛湿原
葦毛湿原の場所

葦毛湿原は豊橋市にあります。愛知県指定天然記念物でしたが2021年10月11日に国の天然記念物になりました。
葦毛湿原の季節の移り変わり
葦毛湿原の冬から春にかけて

ハクモクレンでしょうか



ドライフラワーになっています


もうすぐ春の予感がするような風景になっています。カエルの卵はアズマヒキガエルのでしょうか。
葦毛湿原の春









春はハルリンドウ・カザグルマ・アケビの花など賑やかに咲いています。ショウジョウバカマは3月上旬から咲き始め、4月の中頃には花の終わったショウジョウバカマが多くなります。少し遅れてミカワバイケイソウの群生が見られます。
ショウジョウバカマの移り変わり


ミカワバイケイソウ


その他の春の植物







葦毛湿原の夏
サギソウ
7月下旬から8月下旬に見られます。


夏の終わりの葦毛湿原









この時期はやっぱりシラタマホシクサがメインになりそうですね。8月中旬から10月中旬頃に見られます。花もいろいろあり華やかですね。マムシもいますよ。注意してください。
葦毛湿原の秋





サワギキョウやサワヒヨドリ、ウメバチソウなどが咲きます。そして花が終わればまた冬を迎えます。
葦毛湿原の植物の事件
2020年4月2日、サギソウの球根が大量に投げ込まれた事件がありました。除去した球根をプランターにまいて観察したところ植物ウイルスに感染したものもあったようです。
2022年8月22日、希少植物のコオニユリが2株盗まれました。コオニユリは一時期見られなかったのが復活した植物でした。
このようなことはとても悲しいですし、希少な植物が育つ環境を壊す行為になりますのでやめてほしいですね。


このユリは2020年7月30日に撮影したものです。左側(モバイルでは上)の写真は遠すぎて判別ができません。
まとめ
写真は厳選し、ずいぶん少なくしましたがどうしても多くなってしまいますね。ご紹介したものは葦毛湿原の植物の一部ですが、花の咲く時期を見はからって足を運ぶのも楽しいものです。是非お花を愛でに行ってみて下さい。
なお、花の名前はあえて詳しく紹介しなかったですが、豊橋市教育委員会が出している葦毛湿原の資料を参考にしたり、詳しい地元の方に教えてもらったものです。見分けのつかない似た植物もありますので確実なものというわけではありません。
1年を通して楽しめる葦毛湿原で植物を観察するのもいいですね。