葦毛湿原のサギソウと季節の移り変わりをまとめてみた

2020年7月30日。サギソウを見に行ってきました。ちょうどいい具合に咲いていました。「鷺草」というくらいで、本当に白鷺が翼を広げているように見えます。すごい形の花だなと感心しますが、植物って本当に個性的で不思議な形をしているものが多いです。

葦毛湿原の夏の花は入り口の看板で9種類紹介されていますが、サギソウが目的だったので、サギソウ以外はよくわからないというのが本音です。

そこで花の名前は詳しくないので季節の移り変わりをまとめてみました。

葦毛湿原

葦毛湿原の場所

葦毛湿原

葦毛湿原は豊橋市にあります。愛知県指定天然記念物でしたが2021年10月11日に国の天然記念物になりました。

葦毛湿原の植物の事件

2020年4月2日、サギソウの球根が大量に投げ込まれた事件がありました。除去した球根をプランターにまいて観察したところ植物ウイルスに感染したものもあったようです。

2022年8月22日、希少植物のコオニユリが2株盗まれました。コオニユリは一時期見られなかったのが復活した植物でした。

このようなことはとても悲しいですし、希少な植物が育つ環境を壊す行為になりますのでやめてほしいですね。

みう

マナーを守って楽しく植物を観察したいですね!

葦毛湿原オレンジ色のユリ
遠くてわからなかったけどこれはコオニユリですかね
葦毛湿原オレンジのしおれたユリ
しおれてますけど

このユリは2020年7月30日に撮影したものです。左側(モバイルでは上)の写真は遠すぎて判別ができません。

葦毛湿原の季節の移り変わり

葦毛湿原の冬から春にかけて

もうすぐ春の予感がするような風景になっています。カエルの卵はアズマヒキガエルのでしょうか。

春4月ごろの葦毛湿原

ハルリンドウ

2022年4月7日撮影 

ハルリンドウ
ハルリンドウ
ハルリンドウ群生
白いハルリンドウ
白色もありますね

2023年4月17日撮影 

白いハルリンドウのアップ
小さく写る薄いピンクのハルリンドウ
鮮やかな青い色のハルリンドウ

ショウジョウバカマの移り変わり

ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ 2022年4月7日撮影
花が終わったショウジョウバカマ
花の終わったショウジョウバカマ 2023年4月17日撮影

ミカワバイケイソウ

白い花をつけたミカワバイケイソウの群生
花が開く前の白い蕾のミカワバイケイソウ

2023年4月17日撮影

その他の春の植物

ウマノスズクサ
ウマノスズクサ
タンザワウマノスズクサ
土と細い蕾
カザグルマの蕾かな
鮮やかな黄色のキンラン
キンランもみつけました
小さく白い花がたくさん咲く木
ムベの花だそうです
か細い笹の葉のようなササユリ
知らないと見過ごしてしまう
ササユリの蕾
白と紫いろの藤の花と青い空
藤の花も今が見頃です

2023年4月17日撮影

葦毛湿原の白いすみれ
スミレは種類が見分けられません
葦毛湿原の3本の白いすみれ
モウセンゴケ
モウセンゴケのようなものが
たくさんありました
薄い黄緑色のマムシグサのような植物
スルガテンナンショウっぽいです

3月上旬からはショウジョウバカマが、4月上旬からはハルリンドウが見られます。4月下旬になればカザグルマなど5月にはミカワバイケイソウなどたくさんの花が咲いてきます。※2023年は4月17日すでにミカワバイケイソウは咲いていました。スミレも種類が多くて見分けが付きにくいです。白いスミレは林道に咲いていますがフモトスミレでしょうか。私は詳しくありませんが。賑やかになってきます。

葦毛湿原のサギソウ 

7月下旬から8月下旬に見られます。

夏の終わりの葦毛湿原

この時期はやっぱりシラタマホシクサがメインになりそうですね。8月中旬から10月中旬頃に見られます。花もいろいろあり華やかですね。マムシもいますよ。注意してください。

まとめ

写真は厳選し、ずいぶん少なくしましたがどうしても多くなってしまいますね。ご紹介したものは葦毛湿原の植物の一部ですが、花の咲く時期を見はからって足を運ぶのも楽しいものです。是非お花を愛でに行ってみて下さい。

なお、花の名前は豊橋市教育委員会が出している葦毛湿原の資料を参考にしたり、詳しい地元の方に教えてもらったものです。見分けのつかない似た植物もありますので確実なものというわけではありません。

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