無駄に悩んでいませんか?ストリームラインで足が沈むとき
ストリームラインで足が沈むという時は、まず「人間は通常足から沈むもの」だというのを覚えておくと良いでしょう。
ですからそれが普通です。中高年にもなると身体そのものの違いが大きくなります。男女の別、脂肪の有無、筋肉量の違い、仕事や日常生活の身体の使い癖など。それは一人一人みていかないと適切なアドバイスはできないですが、まず足が沈むということで悩んでいるならば考え方を少し変えましょう。
目次
水泳初心者のよくある3つの思い込み
水泳初心者や初級スイマーの成長を妨げる3つの思い込みに答えていきます。
ストリームラインでずっと浮けないといけないんでしょ?
じっと浮くことが苦手な人は多いです。それはマスターズスイマーでも競泳の選手でも同じです。特に中高年男性は苦手な人が多いでしょうが、その場合は長く水平を保とうと思わなくて大丈夫です。沈む足を浮かせるためのキックでもあるので、ゆったり足を動かし体力を消耗しないキックを覚えたほうがずっとためになります。ただし、じっと浮くことは必要なくても、一瞬でも「水平姿勢」になるよう水平位置は身体で覚えておきましょう。
競泳のようなストリームラインは絶対必要でしょ?
基本姿勢は伏せて浮くふし浮きが良いです。ストリームラインは水泳では大事な技になりますが、それは抵抗を少なくする技であって、単に泳ぐだけならそこまで必要ありません。最初に頭を押し込むような姿勢を覚えてしまったために弊害が出ることもあります。自分にとって必要だと思えば少しずつ覚えても大丈夫ですし、普通に泳ぐ分にはなくても大丈夫です。
まっすぐピンピンにしないといけないんでしょ?
動作というのは伸びたり縮んだり、緩めたりもとに戻したりという繰り返しで行われているものです。まっすぐを意識しすぎると、指先と足先に力が入りガチガチになりやすく、逆にお腹や胴体の意識はなくなりやすいです。伸ばすことは必要ですが、どこを伸ばしたら安定し動きやすいか、というのを知る必要があります。
私がよくアドバイスするのは、わきの下や腿の付け根、みぞおちなど、中心部が多いですね。もちろん指先からつま先まで意識は必要ですけれど。
手足をぴんぴんに伸ばし無駄な力が入っていると胴体が抜け落ちます。お尻に力が入ってつぶれているのでアップキックもできません。足が板のようにぎくしゃく動くのでキックは苦手になると思います。
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リラックスして浮くには浮くことにこだわらない
ふし浮きやストリームラインで浮いてる時に揺れたり沈んだりを過度に気にしないようにしましょう。傾いたら立ってやり直せばいいですし、沈むなら少し滑り込むような浮き方をして推進力を利用し3秒くらい足の高い位置をキープできればよいでしょう。過度に気にしすぎて水面にとどまろうとすれば、無駄な緊張感や力みの原因になり悪循環となります。
必要なのは適度にリラックスした状態の身体です。