クロールのキックが苦手!だったらここチェック 知っているつもりでも必要な確認
クロールのキックが苦手と思ったら、ほとんどの場合ここが動いていません。まずはどこをどのように動かしたらいいのかを知り、実際にその動きを身につけましょう。それは家でも簡単に確認できます。
脚が下がる・膝が曲がる・進まず疲れるなど
クロールのキックが苦手な人向けの記事です。
目次
クロールのキック「腿から」の意味を知る
クロールのキックのコツをいろいろ聞いたり調べたりする人は多いと思います。
でもネットで出ているだいたいのことは知っていることばかりだったりします。腿から動かすとか、足の甲を伸ばすとか、膝は曲げすぎないとか・・・。
この記事を読んでいる人は、知っているけどできないという事ではないでしょうか。
本当に大事なことは、見えていない自分の足が実際にどのように動いているのかです。
動いていないところはズバリ腿の付け根
クロールのキックが苦手な人のほとんどがイラストの赤いまるで示した部分が動いていません。
ズバリ腿の付け根の伸びていないのです。
家でできるトレーニング
- うつぶせ寝で寝る
- 脚を伸ばしたまま片足の膝を浮かせる
- 両方やる
腿の付け根が床から少しだけ浮けばいいです。するとお尻の付け根(お尻と腿の境目)が少しだけきゅっと縮みます。
陸では重力があるので大変に感じますが
水中では大変な動きではありませんよ。
注意すること
負荷をかけるトレーニングではないので高く上げないでください。水中での実際の動作もそこまで大きくないのでほんの少しだけです。
水中でこの動きが大きいと板のようなぎくしゃくした動きになります。
ふり幅が大きくても進まないキックになりますので、やりにくくないふり幅にしましょう。
キックの動作を理解する
キックに必要なふり幅
では実際にキックに必要なふり幅ってどのくらいなのかを説明します。
カンタンに知る方法は時計の振り子を思い出してみて下さい。振り子の支点を手でもって動かしているイメージです。小さな動きでも振り子の重りはふり幅が大きくなります。
腿から動かした足先は、腿を大きく動かさなくても幅としては十分大きくなるという事です。
ですから腿から動かした場合に腿を大きく動かそうとするのは間違いです。
キックには2つの動作があることを知る
キックには蹴り上げるアップキックと打ち下ろすダウンキックがあります。この2つの動きが入っているか実際に腰掛けキックなどで確認をしてみましょう。
腰掛けキックでのポイント
効果が出る
- 椅子に座るような姿勢にせず、座骨を引っかける程度くらいで脚の裏側全体で水をおさえられるようにする。
- 振り上げるときは遠くへ水を飛ばすように、さらに一定の場所へ水を送り出すように蹴り上げる。各関節の動きはあり、最終的に脚全体を伸ばします。
効果が出ない
- 同じ練習でも効果が出ないやり方は、椅子に腰かけるような姿勢でおこなうと股関節から足を動かすことができません。
- 足を動かすことに集中し、水の動きを無視しているとキックを理解していないので練習としての効果は得られません。
キックの時に水中で意識すること
実際にキックする時の水中ではお腹が伸びる感覚や腿の付け根の伸びを意識してみて下さい。
他の言いまわしでのアドバイス
- お腹から脚が生えているような気持ちで
- 膝が下がらないように
- 足を遠くに伸ばす感じで
いろいろな言いまわしがありますが、結果としてやってほしいことは同じです。自分にしっくりくる言葉を選んで意識してみて下さい。
最後に、正しい動きを理解し、動いていないところを動かすトレーニングをしたら、自分のやりやすい力加減で進み具合を感じながら気持ちよくキックを使ってください。
意識が強すぎれば、動きがぎくしゃくして苦手意識が植え付けられてしまいます。最終的に泳ぎの邪魔にならない脚の動かし方をすればよいのですから。
まとめ
- お腹や腿の付け根の伸びを意識しましょう。
- キックには上げる動作と下げる動作があることを知りましょう。
- 必要なふり幅を知り、無駄な力を使わないようにしましょう。
- 正しい動作を理解したら自分がやりやすい力加減でキックを打ってみましょう。